アフターピルと低用量ピル、どちらも同じピルではありますがアフターピルは避妊に失敗した時、低用量ピルはスケジュールを決めて普段から飲むものとして作られています。それぞれのピルの特徴や具体的な飲み方、おすすめのピルはどれか?などについて詳しく紹介していきますよ。

超低用量ピルの種類と特徴

避妊のための薬と思われがちなピルですが、ピルは生理痛や生理不順などの治療にも使われているので、使用方法を誤らずに上手に使えば、女性にメリットの多い薬と言われています。
ピルは、さまざまなメーカーから数多くの種類が発売されていて、含まれている黄体ホルモンの種類によって、「第1世代」と「第2世代」、「第3世代」という分け方をされているものです。
世代で分けられているほかにも、服用する錠剤のホルモン配合の分量によって「1相性」と「2相性」、「3相性」にも分けられています。
成分である2種類のホルモンのうち、卵胞ホルモンはどれもエチニルエストラジオールで、黄体ホルモンにはノルエチステロン・デソゲストレル・レボノルゲストレル・ドロスピレノンの4種類の化学構造が若干異なる種類があります。

このホルモンを体内に吸収することによって、血中ホルモンのうち特に黄体ホルモンが増え、増えたホルモンを脳に伝達されることで、排卵が終った後のホルモン状態であると認識され、排卵が行なわれないというのが仕組みです。
ピルに含まれている黄体ホルモンの働きが、子宮頸管粘液の性質や子宮内膜に変化をもたらし、妊娠しにくい状態を作るというわけです。
現在、世界各国で使用されているピルは、ホルモンの量が少ない低用量ピルで、日本では1999年から使用できるようになっていますが、医師による処方のみで購入ができます。
子宮内膜症に伴う月経困難症の改善のためだけに認められている、2008年厚生労働省に保険適用された治療用の低用量ピルが存在しています。

低用量ピルのほかにも、超低用量ピルもあり、治療薬として多くの女性が使用しています。
低用量や超低用量ピルは、基本的に4週間が1サイクルで1シートとなっていて、1シート21錠もしくは28錠タイプがあります。
生理の初日から毎日できるだけ同じ時間帯に1錠ずつ飲み、それを3週間続けて、次の1週間は薬を休みというのがサイクルとなっています。
28錠タイプのものは、最後の4錠から7錠がしょ糖やブドウ糖、乳糖など体に影響のない成分の入った偽薬で、飲み忘れのないように工夫されているものです。

低用量ピルのフェミロンとヤーズの違いとは?

エチニルエストラジオールやデソゲストレル、レボノルゲストレルなどのホルモン成分が含まれている低用量ピルや超低用量ピルは、自分の体に合ったものを使用することが大切です。
低用量ピルの中でも、マーシロのジェネリック医薬品のフェミロンは、オランダに本社がある、オルガノンから発売されています。
有効成分には、デソゲストレルとエチニルエストラジオールを含んでいて、エストロゲンの量が少なく、副作用も少ないことで人気となっている経口避妊薬です。
避妊薬として発売されていますが、生理痛の軽減を目的としても多くの女性に用いられていています。

そのほかにも、生理不順の改善や生理痛の緩和をはじめ、ムダ毛やニキビ肌の改善などにも効果が期待できるのが特徴です。
国内では、富士製薬からフェミロンという同じ商品名で販売されていますが、効果に違いがあることに注意しましょう。
超低用量ピルのヤーズは、日本国内でも処方されている最も新しいタイプのピルで、一般的な低用量ピルよりも有効成分の配合量を抑えられているものです。

ヤーズには、ドロスピレノンとエチニルエストラジオールの2種のホルモンが配合されていて、種類は第4世代の1相性となるため、生理日を調整しやすいという特徴を持っています。
1相性の場合には、全ての錠剤が同じホルモン量なため、飲み間違いを防ぐことができるのもポイントです。
避妊効果はもちろんですが、避妊目的よりも生理痛緩和や経血量減少、浮腫み解消などの効果を利用して用いられることが多いため、生理のトラブルを解消したい方におススメです。
ほかの低用量ピルに比べて、副作用も起こる確率も低いので、万が一副作用が起きた場合でも、軽度で済み、ありがちな体重増加や食欲増進などといったことも起こりません。
ふたつの低用量ピルには、それぞれの特徴を把握して服用しましょう。