アフターピルと低用量ピル、どちらも同じピルではありますがアフターピルは避妊に失敗した時、低用量ピルはスケジュールを決めて普段から飲むものとして作られています。それぞれのピルの特徴や具体的な飲み方、おすすめのピルはどれか?などについて詳しく紹介していきますよ。

避妊薬ピル「トリキュラー」の3つの効果とは?

トリキュラーは低用量ピルの一種で、含まれている女性ホルモンの量が段階的に変化する種類の薬です。
通常は体の中で女性ホルモンの分泌がされますが、その時には生理周期によって分泌される女性ホルモンの量は変化しており、その自然のサイクルにできる限り近づけた薬になっています。

そのためトリキュラーは他の低用量ピルに比べて副作用が起きにくいという特徴があり、日本国内で愛用している人が多い低用量ピルです。
トリキュラーに含まれている黄体ホルモンはレボノルゲストレルという種類のもので、1周期あたりのレボノルゲストレルの量は1.925mgとなっています。

もうひとつの女性ホルモンであるエチニルエストラジオールは1周期あたり0.68mgとなっており、これも段階的に量が変化するように作られています。
トリキュラーは含まれるホルモン量が変化するために、飲み間違いをしないように気をつけなければならない種類の低用量ピルです。
錠剤の色に違いをつけてあるので、シートの順番通りに間違いなく服用していきましょう。

エチニルエストラジオールは生理周期の中間期である6日目から11日目にかけて、わずかに量が多くなり、前半と後半は中間期に比べてやや低い値になっています。

レボノルゲストレルに関しては生理周期の前半が最も少なく、時期が進むにつれて徐々に含まれている量が増えていきます。
これも自然のサイクルの変化とあわせて作られています。

このようにふたつの女性ホルモンの量を上手に調整することで体への負担も少なくしつつ、避妊効果も出るような作りになっています。
トリキュラーは飲み忘れなく服用することで、ほぼ100%の避妊効果が出る薬ですが、飲み忘れをすると効果が一気に下がってしまいます。
トリキュラーを服用している人の多くが飲み忘れをしたことがあると答えていますが、トリキュラーは含まれるホルモン量を最小限まで減らしているので、一度でも飲み忘れがあると避妊効果が落ちてしまいます。

排卵を抑える等、3つの効果で妊娠を防止

トリキュラーに備わっている避妊効果には3つのものがあります。
まずひとつめは女性ホルモンが体の中に足りている状態を作ることで、自分自身の体の中では女性ホルモンの分泌が起こらないようにします。
そのことで体は女性ホルモンを分泌していないのだから排卵をする必要がないという変化を起こします。
結果的に排卵が起こらなくなるために、妊娠をする可能性がなくなり避妊効果を発揮します。

次に妊娠のするために必要な状態の子宮を作るためには、子宮内膜を厚くして受精卵が着床しやすくする必要が出てきます。
子宮内膜は排卵の時期に向かって徐々に厚くなっていき、受精卵を着床させやすい状態に変化していきます。
しかしトリキュラーを服用している時には子宮内膜が厚くならないため、受精卵ができても着床しにくくなり、妊娠を防止します。

またトリキュラーを服用している時には子宮の入り口にある菌の侵入を防ぐ効果のある粘液の効果を高めて精子が侵入しにくくする作用があらわれます。
通常は排卵の時期が近付くと精子が体内に入りやすいように子宮の入り口の粘液の状態が変化していきますが、そういった変化が起こらないようにすることで精子が常に体に入りにくい状態を保ち妊娠を防止します。

トリキュラーを服用しているとこういった3つの効果が同時に働いて、体の状態を変化させて妊娠をしないような仕組みを作り出します。
トリキュラーは高い避妊効果があることで知られていますが、そういった効果はこのような仕組みで作りだされています。
きちんと飲み忘れがないように服用を続けていれば、高い避妊効果が持続するのでトリキュラーを使用する時には飲み忘れを防ぐような工夫をしながら使用するようにしましょう。